hidamaricafe’s diary

映画と本のひだまりかふぇへようこそ

【映画:アナログ】

スマホ(携帯)を持たない「みゆき」を演じる波瑠さんと40代の「悟」演じる二宮さんが、木曜日のカフェ「piano」で繰り広げるストレートで心温まる純愛ラブストーリー。

それと、悟の親友の「高木」演じる桐谷さん、「山下」演じる浜野さんの3人のアドリブでの交わりは最高です(笑)

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パンフで倉本さん(書評家)が書いてますが、このストーリーの核になっている「待つ」という営み。デジタル社会では、すぐに連絡も取れるし、場所でもなんでもググってしまえば調べられる。時間ロスがない時代。逆にいうと余白のない時代とでもいうのでしょうか?携帯がない時代が懐かしい。よく駅で待ちぼうけしたしなー。伝言板なんてあったよね。シティーハンターでお馴染みの。あっ今上映中でしたね(^^)

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アナログとデジタルの違い知ってますか?

わかりやすい例が時計。アナログ時計は、秒針が止まらず滑らかに動きます。デジタル時計は1秒事に止まってカチカチ動きます。

アナログは連続性。0.何秒も繋がることに対して、デジタルは連続性をバラバラに切り取って数値•記号化するものだそうです。

時計でいえば、デジタル時計は指折り数える、1、2、3の秒数が刻まれていることに対して、アナログ時計は滑らかに1〜3まで止まらずに秒数が進みます。

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この映画は、まさに「アナログ」でした。デジタルで表現しきれない「雰囲気」や「表情」、セリフの「抑揚」や「間」…1でも0でもない不明瞭な数々が繋げる「連続性」。そうそう近年、カセットテープやレコードが流行っていますよね。あの「味のある音」も同じような意味合いなんでしょうかね。アナログが好きだなぁ。1でも0でもないところに真の答えがあったりしますしね。パンフで松浦さん(エッセイスト)がネット社会をベースにしてアナログを「まずは自分で考える」ことと定義しています。なるほどなぁと。

私事ですが、何も知らない街をブラブラ歩くことが好きだったり、時間があったころは見知らぬ道を地図なしにドライブしたりしたものです。お店を調べて向かう事はほぼなく、知らないお店にも飛び込んで入っちゃうタイプだし。ざっくり予め調べるのが面倒だからでもありますが、感動も大きいし、予想外の出来事に出会えるし、楽しいし、知らない世界に出会えるし。そうそう、ここ数日、複数の書籍で調べ事をしています。ネットで調べれば済んじゃうことのように思うでしょうが、背景やそこから派生して得られる情報の大きさは、すごいものです。昔からやってきたあれこれですが、あらためて私は「アナログ」だなと(笑)

めっちゃ話が外れましたが、「アナログ」を観た方には、ちょっとこの気持ちがわかってくれるのではないかなと。

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二宮さんがいってますが「このお話は決してファンタジーではないですし、こういうことが起こる可能性はゼロではない」と。秋を感じるようになった今日この頃。心を温かくしてくれます。恋人同士なら糸電話したくなるかも(^^)

 

※原作はビートたけしが70歳にして書き上げた恋愛小説。

※パンフレットはネタバレします。ご鑑賞後がオススメです。

※エンドロールで流れる幾多りらさんの「With」のメロディが余韻に浸らせてくれます。よかったわ〜。

With

With

  • 幾田りら
  • J-Pop
  • ¥255

※ 佐野接骨院、筋トレクラブ、トレーニングガレージ(会員制)は予約制です。

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