【小説：アヒルと鴨のコインロッカー】

No animal was harmed in the making of this film.

(この映画の制作において、動物に危害は加えられていません)

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タイトルページをめくると現れる言葉。

まるで映画を観ているような物語の始まります。

オープンは、ボブ•ディラン「風に吹かれて」ではじまり、エンドロールには、ボブ•ディラン「ライク•ア•ローリング•ストーン」が流れ…エンドロール後に主人公の椎名の現在が始まり物語が終わります。

ライク・ア・ローリング・ストーン (feat. ボブ・ディラン)

provided courtesy of iTunes

現在と2年前の交互に行き来して話は進んでいきます。本当に映画のように。冒頭の通り、生々しいシーンは出てきませんので、苦手な方は安心して読んでくださいね。ハラハラはしますがね(^^)

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タイトルの「アヒルと鴨」が話の中で一度だけ、比喩として用いられていますが、ストーリー全体の核になるワンシーン。そして、「コンイロッカー」の意味するところは…最後まで読まないと気づかないタイトル。伏線だらけに進むストリートが、最後に一気に繋がる面白さ。めっちゃ面白かったです。感情移入しすぎると涙が止まらなくなります。