hidamaricafe’s diary

映画と本のひだまりかふぇへようこそ

【映画:月】

かつてあったことは、これからもあり かつて起こったことは、これからも起こる。太陽の下、新しいものは何ひとつない ー旧約聖書

この言葉から始まる物語。

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あくまでもフィクション。原作のモチーフとなっているのは2016年の津久井やまゆり園事件(障害者19人殺害26人が重軽傷を負った事件)
監督曰く「やはり取材はかなり難しかったです。実際、事件の全容さえほとんど解明されていませんから。」

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世の中の「普通」や「成功」から外れてしまった4人がそれぞれ「生きる意味」にぶつかりながら話は進みます。そして、なぜ事件を起こすことになるのかも。

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頑張ったら世の中に認められたり、仕事にちゃんとつけたり、子どもがいる家族になれたり、五体満足に過ごせていたり…いわゆる「普通の生活」。この生活から外れてしまった少数派の「現実」と「もがき」が詰まっています。「幸せかどうか」のレベルの話でなく、存在意義からくる「生きてていいのかどうか」という現実。楽しい•幸せな映画とは真逆の映画。洋子(宮沢りえ)のセリフ「生きててよかった」が心に刺さりました。

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禁忌(タブー)とされる領域の奥深くへと大胆なに踏み込む…人間の姿である…そのおぞましく矛盾に満ち真実を排除するな、直視せよ…映画を観る者は一切の綺麗事から遠く離れた、人間存在と社会の在り方にまつわる本質的な問いを…突きつけられるだろう(パンフレットより抜粋)

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この作品に本気で向き合うのでしたら、ぜひ鑑賞後にパンフレットを読んでいただきたい。
この作品が、いかに難しい現実に正面からぶつかっているか、その熱量がより強く伝わってきます。

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※月を撮ってみたが…スマホじゃ難しい(^◇^;)

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